「デキル男はロードバイクに乗る」は本当か?
今回は、「デキル男とロードバイク乗り」との関係についてお話したいと思います。「どうした?いきなり何を言い出して。」と、笑われるかもしれませんが、ロードバイクを初めたことで、少し自分が変わったなと感じる人もいるのではないですか?
デキル男がロードバイクに乗るのか?、はたまた、ロードバイク乗りが出来る男になるのか?さて、この話を聞いてあなたは何を感じるでしょうか?

最近ネットでこんな記事を見ました。「ヨーロッパのデキル男はなぜロードバイクに乗るのか?」。
ヨーロッパと言えば、過酷なレース、そう、ツールドフランスが行われていますね。3,500キロを走る抜く為には、身体的な強さはもちろん、メンタルの強さも必要ですし、普通じゃあ走り切れません。このレールを走りぬく男たちを「デキル男」としてみている記事でした。ここでいう「デキル男」というのは、「モテる」といった見た目のカッコよさではなく、どちらかというと、内面的な強さを特に表しているように感じました。
そもそもロードバイク乗りといえば、世間的にはかっこ悪いって思われていますよね。「ピチピチの服を着て、自分に酔っている」なんて感じる人もいるみたいですし、その格好で店に入ってこないで、なんて言われています。
そんなロードバイクですが、デキル男との関係は何なのでしょうか。
実は最近友人に、「トライアスロンに出ないか?」と声をかけられ、この本を貸してもらいました。
本のタイトルは、「仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか?」。そう、このトライアスロンにもロードバイクは関係しています。
この本も一読しましたので、内容を照らし合わせて考えていきたいと思います。それでは本題にはいります。
デキル男とロードバイクの関係について

1.ストレス解消とメンタルヘルスの向上

毎日忙しいビジネスマンにとって、ストレスは避けられないもの。ロードバイクに乗ることで、自然の中を風を切って走ることができたり、日常の忙しさから離れることができます。そうすることで、精神的なリフレッシュができ、メンタルヘルスの向上に繋がります。
また、サイクリングはマインドフルネスの「今ここに集中すること」にもぴったりな環境です。ペダルを漕ぎながら風景を眺めることで、心が落ち着き、ストレスを軽減できます。サイクリング中は細かいことがどうでもよくなるような、そんな気持ちにさせてくれます。
ビジネスの場で必要な、冷静な判断力や集中力を高める効果もあるようですよ。
2.体力の向上と健康管理

デキル男は自分の健康管理にも気を配ります!
ロードバイクに乗り始めて、無意識にやっていることがあります。それは、「体の異変に気づくこと」です。「今日はひざに違和感があるな」とか、「腰痛が気になるから控えめにしよう」とか、「ストレッチしとこおう」、なんて、今まではあまり考えていませんでした。自分の身体の変化に気づけるようになったり、そもそも、週末のサイクリングの為に体調を整えておこうと思うようになりました。
また、ロードバイクは、有酸素運動として心肺機能を鍛え、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。週に数回のライドを取り入れることで、持久力が向上し、日常生活のエネルギーレベルが向上します。ジョギングやランニングをしようと思ってもせいぜい1時間程度しか続けられないと思いますが、ロードバイクの場合は3時間、4時間、長い人であれば8時間、10時間と楽しむことができます。
さらに、サイクリングは関節にかかる負担が少ないため、ランニングや他のハードな運動よりも怪我のリスクが低いです。これにより、長く続けやすく、健康的なライフスタイルを維持するのに適しています。
それに加えて、サイクリング以外の運動にも積極的になる(運動が楽しくなる)という相乗効果も実感しています。
今ではサイクリング&ジョギングが日課です。
3.社交性UPとネットワークの拡大

ロードバイクは一人でも楽しめますが、グループライドやイベントに参加することで、新たな人々との出会いの機会が増えます。ブルベなんかがそうですよね。(参加したことないけど。。)ビジネスの世界では、人脈が成功の鍵となることが多いです。どこでどう繋がってくるかわかりません。
社会人になると学生のころと比べて、どうしても人との交流は少なくなります。休みの日は、家族か特定の友人としか遊ばないという人も多いでしょう。
コミュニケーションツールとしては、ゴルフを思い浮かべる人が多いと思いますが、同じように、ロードバイクを通じて知り合った人との交流がビジネスの場でも役立つことがあります。ヨーロッパではこのコミュニケーションツールとしてサイクリングが活用されているようです。
また、サイクリング仲間とのライド中に共有する経験や会話は、信頼関係を築くきっかけとなります。
何歳になっても、同じ目的・目標を持った仲間と過ごす時間は最高ですね。
デキル男にとって、人脈の拡大は重要な要素であり、ロードバイクはその手助けをしてくれる存在です!
4.チャレンジ精神と自己成長
ロードバイクは挑戦する場がすごく多いです。長距離ライドや、ヒルクライムなど、自分の限界に挑戦することで、精神的な強さや自己の成長を感じることができます。
特にロングライドの場合、いっきあたりばったりではなく、ルートの設定や立ち寄る店なのどを事前に調査する必要がありますし、より快適に走れる道を探したりと準備を入念に行う必要があります。僕の場合は、おいしい珈琲屋があるから25キロほど走って飲みに行こうなんてことも良くあります。
先日は、友人が行きたいお寺があるとのことで向かいましたが、とんでもないヒルクライムで漕ぐ事をあきらめてしまうほどでした。しかし、そのような経験はコミュニケーションの場としてはバッチりで、こんなに健康的で楽しいものはないとあらためて感じました。
また、そういった験は、ビジネスの場でも大いに役立ちます。
先ほどもお話しましたが、ロードバイクには計画性を必要とします。ルートの検討や体調の管理、天候など、計画的に行動する習慣が自然と身につきますね。このようやスキルは、ビジネスの場でも非常に重要ではないでしょうか。
5.努力が結びつく
ロードバイクは自分自身の身体の子だけではなく、自転車の調子を整えておく必要があります。
自分の体形に合ったセッティングとか、メンテナンスも必要になりますし、修理キットの準備やタイヤの交換方法の勉強など、いざという場面を考えたときに考えておかないといけない事がいっぱいあります。といってもすべてを網羅できるわけではないので、最低限のポイントを押さえて、トラブルに対応できるレベルの知識が必要となってきます。一番考えられるトラブルとしてはパンクがあげられますね。
また、夏場と冬場の環境の変化に対応する服装や装備も考えておかないといけません。
夏場は強い紫外線、日焼け対策が必要になりますし、水分補給も欠かせません。反対に冬場は、防寒対策が必須です。手が冷たいと思ったら、足の先が寒かったり、首元がひんやりしたり、走ってみないと分からないことも多いのですが、そういった経験を積み重ねていくしかありません。
こういった下準備を行った上で快適なライドが出来た時に、満足感が得られたり、次はより快適に走れるように、と課題を解決する思考が養われます。
ビジネスでは自分の努力だけではどうにもならない事も多いのですが、ロードバイクの場合は、この準備と自分の努力次第で結果を出す事ができます。
このような達成感は日々のストレスから解消してくれますし、そこで培ったポジティブな精神は必ず仕事にも役立ちますので、日々の生活の質を上げることにもつながります。
最後に:ロードバイクでデキル男になろう
今回、「デキル男」という抽象的なキーワードを入れてみました。何をもってデキル男か?、と言われると難しいところもありますが、やはり、成長を止めずに常に新しい事にチャレンジし、実践している人は、いわゆるデキル男といっても良いのではないでしょうか。
ロードバイクに乗る理由は人それぞれです。
ストレス解消や健康維持、人脈の拡大、チャレンジ精神、環境への配慮など、色々な面でプラスの影響をもたらしてくれます。ロードバイクは単なる趣味を超えて、デキル男のライフスタイルに深く根付いた存在となっていくと思います。ゴルフのように人口は多くはないですが、一定数の熱狂的なファンがいつのもその理由です。
ロードバイクを通じて得られる経験や成長は、ビジネスの成功にも直結すると考えられます。
自転車に乗ることで、自身の心身の健康を保ち、充実した人生を送ることができるのです。
この話を聞いてあなたは何を感じますか?ロードバイクに乗る事で変わったこと、向上したことなどあれば、ぜひ教えてください。